光丸山法輪寺で一足早い豆まき 大田原

下野新聞
2016年1月15日

 【大田原】天台宗の古刹(こさつ)として知られる佐良土の光丸山法輪寺(若水淳譲(わかみずじゅんじょう)住職)で14日、一足早い豆まきが行われた。

 同寺では厄よけ大祭として毎年この日に豆まきを行っており、300年以上続く伝統行事という。「お正月なので鬼も追い出さずにいてもらおう」(同寺)と「鬼は外」は言わずに「福は内」の掛け声だけで行うのが特徴。

 若水住職らが護摩たきと大般若経の転読法要を行い、無病息災や家内安全を祈願した後、境内に集まった参拝者約200人に福豆などをまいた。

 毎年参加しているという那珂川町小川、主婦川上和子(かわかみかずこ)さん(69)は「豆をもらえて良かった。ことし一年健康に過ごしたい」と笑顔で話していた。

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