《茨ぱん(ibapan)》やましょく ミチルベーカリー(茨城・大子町)

茨城新聞
2022年6月27日

食パンの「やましょく」(1斤500円)が看板商品。生地の一部を前日に作っておき、一晩寝かせてから水や残りの小麦粉を加え、焼き上げる。「こうすることで、しっとりする上、おいしさが長持ちする」と店主の比留間玲美さん(34)。全粒粉を含むため、香ばしさもあるという。

もともと、調理師免許や栄養士の資格を生かして料理教室の講師をしていたが、結婚後にパン教室に通い始めたことがきっかけで、パン作りの面白さに目覚めた。「最初はうまく作れず悔しかったが、失敗を分析するうちに、楽しくなった」と振り返る。

店を構えるに当たり、「子育てをするなら自然に囲まれた場所で」と横浜市から、祖父母の家がある茨城県大子町に移住。2021年12月に店をオープンさせた。

免許や資格を取った高校と短大時代に、食や料理に関する知識を得たことで、「毎日安心して口にできる素材でパンを作りたい」と、ショートニングやマーガリンは使わない。サンドイッチの具材や菓子パンのフィリングなどは、ほぼ手作りする。

ほかに、ホワイトチョコがアクセントの「抹茶大納言」(380円)や、パリッとした食感で塩気のある「チーズフーガス」(450円)が人気商品だ。

茨城県大子町大子618の5
定休は月・火曜(ゴールデンウイーク中は5月7~10日)
営業時間は午前10時~午後5時(売り切れ次第終了)
インスタグラムのアカウント michiru.bakery