クラフトビール販売開始 那須塩原 アウトレットに醸造所開業

下野新聞
2021年9月18日

 クラフトビール製造販売の那須ボルダー計画(那須塩原市方京2丁目、田代寿樹(たしろとしき)社長)は17日、同市塩野崎の那須ガーデンアウトレット内に、市内唯一のクラフトビール醸造所「那須ガーデンブルワリー」を開業した。独自ブランドのクラフトビール「なすですな」を販売する。

 店舗面積は約100平方メートル。1カ月当たり約5千リットルのビールを仕込む。すっきりと飲みやすいペールエールなど4種類の「なすですな」を製造する。将来的には、地元で育てた麦やホップを用いたビール造りを目指す。16日にはオープンに先立ち、関係者向けに内覧会を開いた。

 同社は「那須を健康的な暮らしを望む人が集うスポーツが盛んな地域にしよう」と、さまざまな事業を計画している。第1弾として新たな集客施設にしようと醸造所開設を企画した。

 同社の田代社長(37)は「多くの人に本格的なクラフトビールを楽しんでもらいたい」。アウトレットを運営する双日商業開発(東京都中央区)の近藤哲生(こんどうてつお)社長(48)は「製造工程を学びながら、出来たてを味わってもらえる」と話した。

 瓶入りは330ミリリットル660円。(問)那須ガーデンブルワリー0287・73・8588。