高崎大花火大会 2年ぶりに開催 緊急事態宣言下 感染対策し「安心」 人出の多さ「心配」

上毛新聞
2021年9月7日

 2年ぶりの開催となる高崎大花火大会(高崎まつり実行委員会主催)が4日、群馬県高崎市で開かれ、和田橋上流の烏川河川敷から約1万5000発が打ち上げられた。新型コロナウイルス感染症対策として、事前に応募した市民のみが入場できる観覧会場を設置、定員を例年の約4分の1の1万5000人に絞り、密集を避ける工夫をした。

「安心」「心配」 緊急事態宣言下の開催に入り交じる声
 高崎大花火大会が開かれた4日夜、高崎市の和田橋周辺に設けられた観覧エリアには事前に申し込んだ市民が集まり、新型コロナウイルス感染対策を守った上で夜を彩る花火を楽しんだ。区域内は密集を回避し飲酒や食事が禁止されたが、区域外では一部で密集して見物する光景も。緊急事態宣言下での人出の多さを心配する声も上がった。

 河川敷から打ち上げられた花火は約1万5000発。観覧エリアでは傘を差したり、雨がっぱを着込んだりした市民が花火を満喫した。市内から家族で訪れた田部井恵梨さん(37)は「(コロナ以前の)例年は観客同士の距離が近いが、今年は人数制限や配られたシートで間隔が取れ、安心して楽しめる」と話した。

観覧エリア外の高崎公園で、花火を見る人たち=4日午後7時40分ごろ

 一方、観覧区域外の高崎公園(同市宮元町)には午後7時20分ごろ、100人以上が集まった。市は事前に、入場券を持たない人や市外の人には来場の自粛を呼び掛けていたが、市外から訪れた人もいた。

 公園で警備していた男性スタッフは「ある程度の人出は想定して配置された。この程度で済み、酒を飲んで騒ぐ人もいなかった」と受け止める。市外から来た男子大学生は「来ないでほしいというのは伝わったが、県内ならば仕方ないのでは。久しぶりに花火を見られてうれしい」と話した。

 人出の多さに驚く声も。市内の女子高生は前橋市の友人と観覧し、「(個人的には)3年ぶりに花火を見られてうれしかったが、前の方は人が密集して怖いとは思った」と語った。

 花火大会は「高崎まつり」「高崎山車まつり」が2年連続で中止される中、市民限定で観覧エリアを設け、定員も例年の約4分の1に絞って開催。市観光課によると、約1万4000人から申し込みがあったという。(まとめ 平山舜)