色鮮やか世界の昆虫 自然館で標本展

上毛新聞
2021年7月26日

 珍しい昆虫の標本を展示する「世界の昆虫展」が24日、群馬県板倉町海老瀬のわたらせ自然館で始まった。カブトムシやセミなどの標本箱40個が並び、来場者は希少な標本に目を凝らしている=写真。8月8日まで。

 標本は同町の故大塚依久さんが南米やアジア、アフリカなどで採集し、町に寄贈した一部。コロンビアに生息する世界最大のカブトムシのヘラクレスオオカブトや、水色がかった羽を広げたタイのモトアオゼミなど、色鮮やかな昆虫が数多く並ぶ。

 夏休みに合わせて毎年展示している。同館担当者は「珍しい標本を見て、昆虫に興味を持ってもらえれば」と呼び掛けている。

 午前9時~午後4時半(最終日は午後3時まで)。月、火曜休館。問い合わせは同館(電話0276-82-1935)へ。(茂木勇樹)