手打ち麺、地元産の卵使用  パンチェッタとアスパラの白ワインバターソース トラットリア トレアーリ(益子)

下野新聞
2021年4月14日

 春の香りが立つアスパラガスの隙間からのぞく豊かなオレンジ色は、こだわりの平打ち麺「タリアテッレ」だ。ソースとの絡みが良く食感がもちもちしており、よくかんでじっくりと味わいたくなる。

 麺はセモリナ粉とパスタ専用の粉、卵を入れて手打ちしている。卵は近くの養鶏場で取れたものを使う。黄身の色が濃いのが特徴で、鮮やかなオレンジ色は卵によるところが大きいという。

 ランチのAセット(1250円)は、タリアテッレ、スパゲッティ、ペンネの3種類から選ぶパスタ1品に前菜とパン、ドリンクが付く。オーナーシェフの薄羽祐一(うすばゆういち)さん(39)は「地元の旬の食材をできるだけ使うようにしている」と、パスタのメニューを1、2週間ごとに替える。タリアテッレの「パンチェッタとアスパラの白ワインバターソース」は18日まで提供する予定だ。

 薄羽さんは町出身。都内のイタリアンで15年ほど修業を積み、2018年3月に店をオープンした。コンセプトは「気軽に楽しんでもらえる本格イタリアン」。落ち着いた雰囲気の店舗で、益子焼の器で提供される料理を味わう楽しみもある。

 【メモ】益子町塙2590。昼は午前11時半~午後3時、夜は午後5~11時(いずれもラストオーダーは1時間前)。月曜定休(祝日の場合は翌日)。(問)0285・81・5818。

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