甘み増す春メロン JAほこたで収穫始まる 例年より早く

茨城新聞
2021年4月7日

茨城県鉾田市のJAほこた(長峰茂通組合長)で6日、メロンの収穫が始まった。昨年末以降、日照時間が長く暖かな日が続いたため、例年より生育が進み、収穫が早まった。

同市柏熊、鷺沼秀樹さん(49)のハウスでは、赤肉で糖度の高さと滑らかな食感が特長の「なだろうレッド」を収穫。数日前の検査では糖度が15度あり、さらに甘みは増しているという。メロンを育てて25年になる鷺沼さんは「4月10日よりも前に収穫するのは初めて。苦労して育てたので、皆さんに食べてもらい『おいしい』と言われたい」と話した。

初出荷は約350ケース(1ケース4個前後)を見込んでおり、7日に同JAを通して水戸や首都圏の市場に送られる。今週末には鉾田市内の直売所にも並ぶ予定。同JAによると、春メロンの主力はなだろうレッドのほかアンデス、イバラキングで、各品種とも出荷のピークは5月下旬ごろ。