身がプリプリ 霞ケ浦・北浦 夏のワカサギ漁解禁

茨城新聞
2020年7月23日

霞ケ浦と北浦で夏のワカサギ漁が解禁され、早朝から光り輝くワカサギが水揚げされた。行方市手賀の船だまりでは、午前5時半ごろに取れたてのワカサギが次々と漁船から運び出された。

漁の解禁に合わせて午前3時ごろに出港したというヤマイ水産の伊藤一郎代表(54)は「今年のワカサギは身がふっくらと太っていて最高の大きさ。プリプリしていて栄養も豊富なので、ぜひ天ぷらなどにして召し上がってもらいたい」と笑顔で話した。

県霞ケ浦北浦水産事務所によると、この日は霞ケ浦と北浦で計118隻の漁船が操業し、平均漁獲量は霞ケ浦が45.6キロ、北浦は10.5キロだった。前年の漁獲量と比較すると、前年に豊漁だった霞ケ浦は3割程度、北浦では半分ほどにとどまった。ワカサギ漁は12月31日まで続く。