自然な味のスープが絶妙 ワンタンメン

下野新聞
2020年6月13日

 宇都宮市北部の国道293号沿い、新幹線高架下に店を構える白河ラーメンの名店。福島県発祥の白河ラーメンは、豚骨、鶏がらを主体としたしょうゆベースのスープに多加水の縮れ麺が特徴。「みうら」は、この王道を突き詰めている。

 スープは、鶏は同県産の伊達鶏、豚は栃木県産を中心に良質な国産を使用し、数種類の野菜と共に毎日約3時間以上煮込んで仕上げる。うま味調味料を使わない自然な味。しょうゆの濃い色をしているが、しょっぱ過ぎず後味がすっきり。

 麺は2種類の小麦粉を配合、季節に合わせて水加減を調整する。腰が強く縮れた中太麺はスープによく絡む。自家製の炭であぶった香ばしいもも肉のチャーシューとワンタンがマッチする。ワンタンメン(850円)はもちろんチャーシューメン(同)や甘辛く黒酢の効いたたれで食べるつけ麺(950円)も人気だ。

 店主の三浦幸浩(みうらゆきひろ)さん(45)は、有名店「いまの家」で修業後、20歳の時に開業した。新型コロナウイルス感染症の影響で一時客足は途絶えたが、三浦さんは「コロナに負けず、いつ来ても客に喜んでもらえる良質で同じ味を守り続けていきたい」と話した。

 【メモ】宇都宮市下小倉町946の2。午前11時~午後7時(売り切れしだい閉店)。金曜定休。(問)028・674・4551。

地図を開く 近くのニュース