つくば霞ケ浦りんりんロード、利用者15%増え9万3000人 19年度

茨城新聞
2020年6月10日

 茨城県は、全長180キロの自転車道「つくば霞ケ浦りんりんロード」の2019年度利用者が前年度比15%増の9万3千人となり、過去最高を更新したと発表した。昨年11月の「ナショナルサイクルルート」指定で訪れる人が増えたとみている。
 
 県スポーツ推進課によると、りんりんロードの利用者は全線開通した16年度が4万8千人、17年度5万5千人、18年度8万1千人と増加傾向にある。
 
 県と沿線9市町による広域レンタサイクルの19年度利用台数も、前年比2割増の3115台。特にナショナルルート指定後の昨年11月~今年3月までの利用台数は前年比1.7倍の1134台だった。
 
 利用者の増加について県は、ナショナルルート指定のほか、沿線の拠点施設の整備が進み利便性が向上したためと分析。今後はビュースポットや周辺観光地への案内看板の設置などを進める。
 
 今年3月には土浦駅ビルに「星野リゾート」がサイクリングホテルを開業しており、同課は「同社などと連携しながら宿泊客を増やしつつ、全県的に自転車による観光振興に取り組んでいく」としている。

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