常陸秋そばで焼酎 「守谷城」 市民有志が企画

茨城新聞
2020年4月30日

 常陸秋そばのまちとしても売り出している守谷市で、市民有志が市内産のそば粉を使った本格そば焼酎「守谷城」を企画、開発した。有志らは「市民が地元のそば屋で、地元の常陸秋そばをたぐりながら、そば焼酎を飲むのも、おつで粋」と開発意図を語り、そば焼酎をそば屋で味わうという「守谷の新しいスタイル」を提案している。
 
 守谷市は立沢地区を中心に常陸秋そば栽培が盛んで、市内には通をうならせるそば屋も多い。そば屋の中には、そばの栽培も手掛けている店舗もある。
 
 このそばを新名物として確立しようと、市産農産物の販路拡大やブランド化を図っている「もりや循環型農食健協議会」(略称・もりあぐ、伊東明彦代表)がそば焼酎を企画した。
 
 製造は明利酒類(水戸市)に委託。「本格」と名乗れるよう、原料の50%をそば粉にした。ネーミングは「守谷のイメージが湧きやすい」(伊東代表)と、守谷城址(じょうし)公園として往時の姿を一部残す「守谷城」から取った。
 
 720ミリリットル入り、1750円。市内の玉兼酒店、地引酒店、栗原酒店、松丸酒店で取り扱っている。また、市内の飲食店で飲めるほか、TX守谷駅に併設される市のアンテナショップ「もりやコレクション」でも1杯400円から楽しめる。

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