「WEB展示室」で所蔵作品を公開 臨時休館の大川美術館

上毛新聞
2020年4月16日

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い臨時休館している群馬県桐生市の大川美術館(田中淳館長)は、会員制交流サイト(SNS)を活用した「WEB展示室」で所蔵作品や館内の様子などを公開している。

 インスタグラム、フェイスブック、ツイッターの各SNSに同じ内容をそれぞれ投稿。同館のホームページでも見ることができ、休館を予定している5月7日まで毎日更新していくという。

 これまでに、昨年の企画展で取り上げた松本竣介(1912~48年)の「うたたね」などを紹介=写真、インスタグラムより。同作品には、画像と共に「なかなか経験した事の無い非常事態の中、お疲れの方も多いのではないでしょうか。こちらの女性も、お疲れの様子。(中略)彼女と一緒に、少し休憩しませんか。」と気の利いたコメントを添えた。

 同館は「休館中の今できることを考えた。実際に見られなくても、SNSを通して心を癒やしてほしい」としている。問い合わせは同館(電話0277-46-3300)へ。