太田市美術館・図書館完成 まちづくり拠点へ期待

上毛新聞
2017年1月17日

太田市が東武太田駅北口に建設した文化交流施設「市美術館・図書館」の完成を祝う式典が13日、同施設で開かれ、市民や行政関係者ら約110人がまちづくりの拠点の誕生を喜んだ。企画展の第1弾として「ねむの木学園のこどもたちとまり子美術展」(14~29日)を開く。
清水聖義市長は「お茶を飲んだり、ちょっとした時間を過ごしたり、絵や本を見たりできるいい場所になるだろう」と述べた。設計した建築家で京都大准教授の平田晃久さんは、デザインの意図やこだわりを説明し「建物をきっかけに街が発展し、駅前に歩く人が増えた時が本当の完成の時」と活発な利用を期待した。
施設を巡っては、愛称に決まっていた「おおたBITO」の使用を取りやめたり、資材不足などで2度にわたって開館を延期したりと紆余(うよ)曲折があった。

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