ニラの結束作業を見学する参加者ら

新規就農確保へ見学会 JAなす南 園芸、年11品目/生産維持、拡大狙う 第1弾はニラ

下野新聞
2020年3月9日

 【那須烏山・那珂川】園芸品目の新規就農者を確保しようと、JAなす南は年間を通じて計11品目のほ場見学会を実施する。生産量の維持、拡大に向けた新たな取り組みで、第1弾となるニラのほ場見学会が7日、那珂川町小砂のニラ農家で開かれた。両市町から5人が参加し、播種(はしゅ)作業を体験したり、栽培講習を受けたりした。

 参加者は同JAにら部会長の笹沼英夫(ささぬまひでお)さん(72)のほ場を訪れ、播種作業を体験した後、収穫したニラの結束や袋詰め作業を見学した。

 講習では県塩谷南那須農業振興事務所の職員が、ニラ栽培に必要な知識や初期費用などを説明。少ない農地と施設でも安定した収益が確保できることや、軽量で作業負担度が低い点などを強調した。

 見学会に参加した那須烏山市熊田、大学講師岡鮎子(おかあゆこ)さん(38)は「祖父が家庭菜園をやっていた土地を生かしたいと思って参加した。ニラなら最初は小さな規模でもできそうなので、母親や子どもと一緒にできればいい」と、就農に前向きな姿勢を見せた。

 同JA管内では、農業者の高齢化により生産者と生産量が減少傾向にある。担い手不足の解消に向け、ほ場見学会は来年2月までにフキ、中山かぼちゃ、キュウリ、ミョウガ、ネギ、みなみちゃん南瓜(かぼちゃ)、サトイモ、ナス、アスパラガス、シュンギクで実施する。

 同JAは「1年かけて各品目ごとに行い、初めて栽培する方の疑問や不安を解決したい」としている。

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