国虎や深水が描いた琵琶湖 みなかみ・天一美術館で「近江八景」

上毛新聞
2020年1月3日

 琵琶湖南側の「近江八景」を描いた作品展が5日まで、群馬県みなかみ町谷川の天一美術館で行われている。江戸時代の浮世絵師、歌川国虎と、大正から昭和にかけて活躍した日本画家の伊東深水がそれぞれ描いた景勝地が並び、訪れる人を楽しませている。

 国虎の浮世絵版画は、遠近感やコントラストを強調する色使いや構図が特徴。深水が大正時代に描いた近江八景は、江戸期の浮世絵版画と同じ技法で制作しながらも、独自の感性で捉えた魅力的な色合いなどが見どころだ。

 午前9時半~午後5時(最終入館は同4時半)。入館料は大人1300円、小中学生1100円。問い合わせは同館(電話0278-20-4111)へ。