川場で本格的イタリアのチーズを 4月から販売

上毛新聞
2019年3月13日

道の駅川場田園プラザを運営する田園プラザ川場(川場村萩室、永井彰一社長)は4月、ナチュラルチーズの製造、販売を始める。道の駅隣接地に工房を設け、イタリアチーズの職人が監修し、村産の生乳を原料にした本格的なチーズを提供する。

チーズは熟成させないフレッシュタイプ。「KAWABA CHEESE」のブランド名で展開し、日本でなじみのある「リコッタ」「モッツァレラ」や、国内で生産が珍しい「ブッラータ」、イタリア料理で使われる「ストラッキーノ」の計4種類を生産する。

価格は税抜き700~1500円。直接販売のほか、道の駅の飲食メニューにも使う。食品卸を通じた販売も含め初年度で売上高7千万円を見込む。

監修はイタリアでチーズを生産するフィオレンツォ・ジョリートさん、製造はイタリアチーズ製造で定評のある片岡恵子さんとイタリアで研修した同社社員が担当する。7年ほど前から商品化を検討してきた。

総事業費約1億5千万円。国の補助金も活用し施設や備品をそろえた。生乳は当初、酪農家1戸から仕入れるが、将来的には8戸に広げる。永井社長は「川場のミルクでイタリアと同等レベルのものが作れた。川場のブランド力を高めたい」と話す。