共同開発 高校生のアイデア光る 桐生

上毛新聞
2019年2月12日

◎パンケーキ うどん 写真映え良く 桐商生×デイズダイニング
桐生商業高の3年生3人が、桐生市本町の飲食店「デイズダイニング」(小林大記代表)の人気メニューであるパンケーキとうどんの新商品を開発した。写真映えする見た目や味を追求した。3月末まで販売する。
3人は小谷野莉奈さん、山田結菜さん、高田莉穂さん。同校生徒が1年半前、店と共同で「yammyつきうどん」を開発した縁もあり、授業の一環で取り組んだ。昨年9月から綿密に打ち合わせを重ねた。
豆腐と小麦粉から作る「TOFUパンケーキ」=写真上=は抹茶、ベリー、チョコ味を開発。アイスや果物などを盛り付け、若者が写真を撮ってSNSに投稿したくなるような見た目に仕上げた。いずれも680円。


「yammyつきうどん」=同下=の新作は豆腐チゲ味。地元の黒保根産小麦粉に豆乳やおからを加えた特製の麺を使い、具材のエビやアサリ、油揚げなどをキムチベースのスープで煮込んだ。ランチはサラダ、スープ、ドリンク付きで千円、ディナーは単品で800円。


高田さんは「ますます若者に人気の店になってほしい」と話している。問い合わせは同店(☎0277・46・8988)へ。

◎地場の豆腐、バーガーに 桐一・池田さん×赤城豆腐すみれ屋×サンレイク草木
桐生第一高調理科1年の池田華恋(かれん)さんが桐生市内の豆腐店などと共同で、新商品「豆腐カツバーガー」を開発した。地元産食材の魅力を生かした味にこだわった。16日に同市市民文化会館で開かれる「桐生広域物産まつり」で限定50個を販売する。


豆腐製造販売の「赤城豆腐すみれ屋」(桐生市黒保根町下田沢、大塚吉秋代表)が昨年、創業15周年の節目を迎えたのを機に、メニュー開発を同校に依頼。同校で料理を専攻する1~3年生計149人の中から池田さんのアイデアが選ばれた。調理は国民宿舎サンレイク草木(みどり市)の沢口慶洋(やすひろ)料理長が担当する。
バーガーは、国産大豆と赤城南麓の水で作ったすみれ屋のざる豆腐、赤城鶏の胸肉、県産の卵を混ぜ合わせて揚げ、ソースにくぐらせたカツと嬬恋産のキャベツを挟んだ。池田さんは「ヘルシーだが食べ応えのある味。食べ歩きを楽しんでほしい」と力を込める。
売れ行き次第で、すみれ屋や国民宿舎の定番メニューに加えることも検討するという。