《食いこ》チャンガラ・カフェ(古河市) アボリジニアートを紹介

2018年10月14日

オーストラリアの先住民アボリジニが描く色彩豊かな絵を飾る古河市の「チャンガラ・カフェ」。アボリジニアートに魅せられた大貫賢司さん(63)、友子さん(61)夫妻が営む。全国でも珍しいアボリジニアート専門のギャラリーを兼ねたユニークなカフェ。

夫妻は約30年前から豪州を何回か訪れるうちに先住民の描いた絵に興味を持ち、独自のドットペインティング(点描画)を創作する中西部の砂漠地帯に暮らすアボリジニと交流を深めるようになった。夫妻によると、文字を持たないアボリジニにとって記号を組み合わせて大地に描く絵は生活に必要な情報や文化、神話を伝える手段。「絵にストーリーがあり、独特な画風や色、デザイン性に魅力を感じる」。1970年代キャンバスやアクリル絵の具を使うようになり、近年、欧米を中心にコンテンポラリーアートとして評価が高いという。

賢司さんは元古河市職員。2007年、アボリジニの文化を広めたいと早期退職し店を開いた。夫妻が交流するアボリジニから授かった「コミュニティーの一員として認められた証し」というスキンネームを店名にした。

カフェでは果物などの香りを付けた豪州のフレーバーティーに力を入れる。メルボルンやシドニーなど州都名が付いた紅茶がそろう。ポットとカップが一つに重ねられるカラフルでかわいらしい茶器も現地の紅茶専門店のもの。豪州はイギリスの植民地だった歴史があり、紅茶文化が盛んという。夫妻は年に数回、アボリジニ絵画や紅茶などの仕入れに現地へ出向く。

アボリジニが「森の治療薬」として利用してきたというハーブのレモンマートルと、さしま茶のブレンド茶「香りの茶」を販売する。爽やかな香りで味わいはまろやか。委託で境町のさしま茶生産者が製造する。

食事メニューでは「焼きカレー」が人気。ターメリックライスの上に3日かけて作るカレー、季節の野菜、チーズを掛けて焼き上げる。

車1台が通れるほどの狭い道を入った住宅地。隠れ家のような場所で、エネルギーあふれる絵画に出合った。

■お出かけ情報
チャンガラ・カフェ
▼住所は古河市旭町2の16の8
▼営業時間は午前11時~午後6時
▼定休は火曜、第2、4月曜。臨時休業あり。
▼(電)0280(32)4724

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