茨城空港、来場1000万人 開港以来8年 19、20日 記念イベント

茨城新聞
2018年5月5日

茨城空港(小美玉市)のターミナルビル来場者が4日までに、1千万人を達成した。航空便の利用客や見送り客、見学客などの累計。2010年3月の開港以来、約8年での到達となった。同空港は19、20の両日、同空港と近隣の空のえき「そ・ら・ら」で1千万人達成記念イベントを開き、タレントや歌手のステージや買い物客向けの抽選会を実施して大台突破を祝う。

県空港対策課によると、来場者数は12年度に100万人を突破して約120万人となり、14年度以降は140万人前後で推移。17年度は過去最高の約146万人を記録した。18年度も前年度と同様の傾向で推移し、4月29日に1千万人を突破した。

同空港は航空自衛隊百里基地の民間共用化として開港。当初は本県初の空港を見ようと多くの見学者が訪れた。見学者数が落ち着いた後も、航空便の利用者(搭乗者)数がほぼ右肩上がりで伸びており、16年度は約61万人で過去最多を更新し、累計300万人を突破。17年度の利用者数も前年度を超え最多を更新する見込みだ。近年は「利用者数がビル来場者数を押し上げている」と同課はみている。

空港ビル来場1千万人達成記念イベントは、桜川市出身の声優、安達勇人さんをはじめ、お笑いコンビのテツ&トモ、水戸市出身のシンガー・ソングライター磯山純さん、県非公認ゆるキャラの「ねば~る君」などが出演する。さらに、空港ビルの対象店舗で千円以上の買い物や食事をした人を対象に、往復航空券の当たる抽選会やオリジナルバッグなどがもらえるスタンプラリーを行う。

記念イベントに合わせ小美玉市も20日、空港公園広場で子ども向けの職業体験イベント「わんぱく教室」を開き、フライトシミュレーター体験や各種職業体験などのコーナーを設ける。

県空港対策課は「航空便の利用者をさらに増やし、空港ビルの来場者増加にもつなげたい」としている。

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