《食いこ》うのしまヴィラ(日立市) 海を一望、くつろぎの時間

茨城新聞
2018年4月8日

「うのしまヴィラ」は日立市太田尻海岸にある海辺の宿。人工物など遮る物がなく、目の前に大海原が広がる。館内のカフェ&ダイニング「海音(シーネ)」では、海を眺めながら、県北産の野菜や発酵食品ひしおを使った季節感あふれる料理が楽しめる。宿泊しなくても利用できる。

館主の原田実能さん(59)によると、前身の鵜の島温泉旅館が東日本大震災で被災。3年の休業を経て、2014年、うのしまヴィラに生まれ変わった。集会棟を設けた客室7室の小さな宿。遠方からだけでなく、市内からも女性グループが泊まりがけで訪れる。「2番目の家として使ってもらえるようにもてなし、何度も来てもらいたい」

調理を担当するのは妻の広美さん。地元産の食材を中心に日本古来の発酵調味料ひしおを使い、海音ならではの料理を作る。「フレンドリーな性格」と自負する接客担当の原田さんがそのおいしさを伝える。

原田さんは休業中、野菜ソムリエの資格を取得した。現在では、常陸太田市で有機農業を実践する農園から新鮮な野菜が届く。「本当の野菜のおいしさが分かる、質のいい食材を旬の状態で召し上がってもらえるよう努めている」。ニンジンの赤や黄色などカラフルな野菜も多く、「色のバランスがよいと、栄養のバランスもよい」と、体への配慮もしている。

「みそとしょうゆのご先祖さま」というひしおは、ドレッシングや隠し味などに活用し、うま味の豊かな味わいを引き出す。ひしおもみそも手間暇かけた自家製だ。

ランチの一つ「和風あんかけオムライス」は「ふわとろの卵に久慈浜産のシラスが入った雑穀ピラフ」。米こうじの甘酒に豆乳、季節の野菜や果物で作った一口発酵スムージー、プチサラダ、日替わりスープが付く。限定10食の「sea-neランチ」は「体にやさしい10菜」をそれぞれ小鉢に入れワンプレートに載せて出す。

原田さんはじめスタッフの明るい雰囲気も魅力。「のんびり過ごしてほしい」と温かく迎えてくれる。

■お出かけ情報
うのしまヴィラ
▼日立市東滑川町5の10の1
▼海音の営業時間は午前11時半~午後4時(ラストオーダー同3時半)、ランチタイムは午前11時半~午後2時半(同1時半)、夜は予約
▼海音の定休は昼が火・水曜、夜が火曜
▼(電)0294(42)4404

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