《茨ぱん》きのこパスタドッグ 森のパン工房(日立市)

茨城新聞
2019年9月15日

一口頬張ると、ガーリックの香りがふわりと広がる「きのこパスタドッグ」。シメジやエリンギなど、秋の味覚・キノコがたっぷり入っている。「存分に味わってほしい」と森基至(もとゆき)店長(43)。コッペパンは、県産小麦粉「ゆめかおり」と外国産の小麦をブレンドし、歯切れのいい控えめなパンに焼き上げた。甘さたっぷりの「チョコマーブル」=同奥左=やバナナ約1本分を生地に練り込んだ直径15センチの「バナナブレッド」=同奥右=は店の看板メニューだ。

森店長は日立市出身。機械設計に5年間携わった後、パン職人になろうと転身。三重県のパン屋で約12年間働き、技術を磨いてきた。生まれ育った日立市内で店を構えたいと、3年前に独立。レトロな雰囲気漂う築80年の木造2階建ての一角で店を営む。森さんが一つ一つ丁寧に焼き上げたパンは、午前7時ごろからショーウインドーにお行儀良く並べられる。母の登美江さん(66)、叔母の庄司弘美さん(61)が販売を手伝う。

購入したパンは、同じ建物内にあるカフェ「Cafe Cream」でも食べられる。今後、「地元の食材、茂宮カボチャやブルーベリーなどを使った商品を開発していきたい」と意気込む。

日立市千石町1の11の21
定休は日曜日
営業時間は午前7時~午後5時30分
(電)0294(51)4680

地図を開く 近くのニュース