30年ぶり混浴復活 西の河原露天風呂 「ふろの日」で

上毛新聞
2018年7月28日

「ふろの日」の26日、草津町の日帰り入浴施設「西の河原露天風呂」がおよそ30年ぶりに混浴となり、水着や湯あみ着を着用したカップルや家族連れが雄大な自然と草津の湯を堪能した。
通常は男女で分かれているが、男湯を午後6~9時の時間限定で混浴とした。周囲の山を照らすライトアップもあり、来場者は湯に漬かりながら幻想的な雰囲気を楽しんでいた。
家族4人で訪れた海川浩規さん(41)は「今までなかったのが不思議なくらい魅力的な取り組み。家族だんらんの時間を過ごせた」と笑顔だった。
運営する草津観光公社によると、同露天風呂は1987年オープン。当初は、水着を貸し出す混浴施設として営業していたが、来場者から「水着のレンタルは衛生的に不安」などの声があり、間もなく男女別浴に切り替えたという。
混浴の復活は、草津白根山の本白根山の噴火と白根山の噴火警戒レベルの引き上げで停滞する町経済の活性化策の一環。11月までの毎月26日に実施するほか、好評であれば、連休中などにも行う考え。男湯を混浴に切り替える時間も、女湯は通常通り女性専用で営業する。

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