《食いこ》つくば食堂 花(つくば市) 地元野菜、和食でおいしく

茨城新聞
2018年4月1日

つくば市の住宅街にある「つくば食堂 花」。店主の植田泰成さん(41)が腕を振るう野菜を主役にした和食で、県産食材のおいしさを伝えている。子どもからお年寄りまで幅広い年代に親しまれ、外国人や東京から訪れる人もいるという。

植田さんは下妻市出身。都内の京料理などの和食店で修業した。その中で、気付いたのは県産食材のおいしさ。「地元の人に、地元のおいしい野菜を伝えたい」と和食の店を開いた。

自ら改装を手掛けるなどして店を開いたのは2011年。東日本大震災の発生2週間前だった。その後のしんどい時期を乗り越え、7周年を迎えた。「看板も出していないが口コミで広まった」

「肉や魚も使うが、野菜が主役。それも極力地元のもの」と植田さん。野菜は石岡市八郷地区で無農薬栽培する個人農園から届く。近くの農産物直売所を何カ所も回って仕入れる。常総市の養鶏園の卵は「鮮度が高く味が濃い」。その味にほれ込んだ米とみそは、稲敷市のみそ店まで直接仕入れに行く。開店以来の付き合いという。

料理は「奇をてらわずに。素材のよさを生かすこと」を心掛ける。ランチの「大地の御膳」は季節の野菜料理など10品がそれぞれ小鉢に盛られ、ワンプレートで出される。限定30食。野菜料理だけでなく、肉と魚の料理も必ず入る。ご飯とみそ汁付き。この日は、菜の花の一種ノラボウ菜のおひたしやタケノコとレンコンの天ぷら、フルーツトマトの塩こうじあえなどに、豚肉の角煮とサワラの西京焼きと、和食が並んだ。「毎日食べても飽きがこないようにバランスよく。少しずついろいろなものを食べてほしい」

送別会などの貸し切りやケータリング・弁当の注文も受ける。夜はコース料理や一品料理など。アルコールも楽しめる。

春野菜が出てきた。「季節の変わり目、旬の物が出てくると、わくわくする」と胸を弾ませる。「組み合わせを考えると、人生が何回あっても追い付かない。飽きっぽい性格だけど、料理は飽きないですね」 

■お出かけ情報
つくば食堂 花
▼住所はつくば市上野700の5
▼営業時間は午前11時半~午後1時半(ラストオーダー同1時)、午後5時半~10時(ラストオーダー同9時)
▼定休は月曜、月1回不定休
▼(電)029(879)9873

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