《市場を耕す》 野菜ジュース ベルファーム(つくば市) 無添加、生搾りで人気

茨城新聞
2017年11月15日

農産物生産と加工販売を手掛けるつくば市下岩崎のベルファームは、野菜ジュースの販売を始めて、今年で26年目。無添加、生搾りにこだわった青汁やニンジンジュースは、販路が全国に拡大。年間計約250トンを生産する人気商品となっている。鈴木静夫社長(70)は「野菜を手軽に取ることができ、健康に良い商品」とアピールする。

同社は、看板商品の青汁の原料となるキャベツの原種ケールやニンジンなどを約10ヘクタールの規模で栽培。市内で出たもみ殻や、ジュースの搾りかすを使った自家堆肥を使用し、農薬や化学肥料に頼らない循環型農業を実践する。

収穫した野菜は、鈴木社長が都内で青汁搾り機の製造と販売をしていた経験を生かし、独自に開発した低速搾り機でジュースにする。野菜を押しつぶして加工することで、「栄養を極力破壊しない。添加物は一切加えないため、青汁は苦くても口にすっと入る」(同社)という。パックに詰め、鮮度を保持するため急速冷凍して販売する。自社生産の原料のほか、県産のメロンやトマトなどを使ったジュースを製造。県産品の魅力発信にも力を入れる。

ほかにも、収穫したサツマイモやネギ、ダイコンなどの野菜を使ったスープの試作も進める。将来的に販売したい考えだ。

同社が力を注ぐのは農業者の育成。就農希望者を受け入れ、栽培技術などの研修を行う。これまで4人が独立し、県内外で農業に従事している。4月には、同市内に研修生用のシェアハウスを設けた。

鈴木社長は「研修生が独立していくのはうれしい。農業者を育て、国内の食料自給を支える生産現場をつくっていきたい」と意気込んだ。

・販売所 つくば市下岩崎の直売所など
・価格 「青汁 百」(100グラム)170円(税込み)
・メモ ジュースは15袋セットでも販売する。

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