併用絣を永久保管へ 世界最高峰の英V&A博物館

上毛新聞
2017年3月7日

伊勢崎市民有志が昨年、本格的な生産が終わってから半世紀ぶりに復活させた伊勢崎銘仙の一つ、併用絣(がすり)の反物が、芸術とデザイン分野で世界最高峰とされる英国のビクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)に永久保管される方向で調整が進んでいることが4日分かった。
同日、市内で開かれた銘仙のファッションショーで、有志代表の杉原みち子・いせさき銘仙の会代表世話人が明らかにした。
杉原代表世話人らによると、反物をデザインしたテキスタイルデザイナー、須藤玲子さんのもとに、2年前に同市を訪れ銘仙の展示などを視察した同博物館のアジア部門の責任者から打診があった。今後、3種類あるデザインのどれを保管するか詰める。杉原代表世話人は「世界的な博物館に評価され、夢のよう」と話している。
併用絣は同市で独自に発展した世界唯一の技法。型紙を使って経(たて)糸と緯(よこ)糸の両方に絵柄を先染めし、ずれなく織り合わせて色鮮やかに表現する。技術が完全に失われる前に記録して次代に継承しようと、職人ら約20人に呼び掛けて昨年完成させた。

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