前橋舞台の短編映画 「ロバート」山本さん(邑楽出身)出演 4月に沖縄で上映 吉本興業
前橋市を舞台とした短編映画「耳かきランデブー」の撮影が10日、同市で始まった。主演で女性落語家の春風亭ぴっかり☆さんや、お笑いトリオ「ロバート」の山本博さん(邑楽町出身)らが出演する。13日まで前橋公園や弁天通りなど市内で撮影し、4月に開かれる第9回沖縄国際映画祭で上映する。
作品はぴっかり☆さんと山本さん、お笑いコンビ「しずる」の村上純さん演じる男女の三角関係を描くラブコメディー。多くの映画祭で入賞している若手監督のふくだみゆきさん(29)=同市出身=がメガホンを取る。みどり市出身のアンカンミンカンも登場し、ロックバンドのROGUE(ローグ)が楽曲を提供する。
ぴっかり☆さんは耳かきが趣味のOLという役柄。この日は前橋市千代田町のカラオケ店で、村上さんの耳かきをしている「浮気現場」を交際相手の山本さんに見つかるシーンなどを撮った。
主人公は一風変わった人物設定だが、ぴっかり☆さんは「皆さんに共感してもらえる所が多くある作品」と魅力を話し、山本さんは「笑いあり、涙ありの人情話」とPRした。
作品は芸能事務所の吉本興業が製作。映画祭の企画である「地域発信型映画」の一つとして上映される。同企画で本県が舞台となる映画は初めて。映画祭終了後、同市内でもお笑いライブと合わせた上映会を開くという。
【写真】ふくだ監督(左から3人目)と主演の春風亭ぴっかり☆さん(同4人目)ら出演者たち=前橋市内
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