11月上映へ撮影進む 伊参映画祭シナリオ大賞作 中之条
上毛新聞
2016年8月19日
ㅤ昨年の第15回伊参(いさま)スタジオ映画祭でシナリオ大賞(中編の部)を受賞した澤田サンダーさん(40)=東京都=の「ひかりのたび」の撮影が、中之条町などで行われている。20日にクランクアップの予定で、編集作業を経て今年11月に開かれる同映画祭で上映される。
ㅤ「ひかりのたび」は、ある町にやってきた不動産ブローカーの植田が主人公。町の土地を次々に外国人に売り飛ばし、いずれ日本を離れるつもりでいた植田。しかし、一人娘の奈々が町に残りたがっていることを知り、ある秘密を打ち明けるという物語だ。
ㅤ15日は、俳優とスタッフ計25人が同町上沢渡の別荘で撮影した。家を売って町を出る決意をした元町長と植田が対峙(たいじ)するシーンでは、「本番」の声とともにそれまでの和やかな雰囲気が一変。出演者は迫真の演技で撮影に臨んでいた。
ㅤ澤田さんは「キャストと話し合いながら丁寧な演出をして、スタッフと一緒にこの作品を作り上げていきたい」と意気込んだ。
【写真】俳優の演技を見守る澤田監督(左)=中之条町上沢渡
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