「観客の心温めたい」 ぐんま芸人劇団 15日、旗揚げ公演
本県のお笑い芸人や役者らが「ぐんま芸人劇団」を旗揚げし、15日に桐生市の有鄰館で初公演を行う。「空間」と題した自作の劇で、密室に閉じ込められた大学生6人の極限状態をコメディータッチで描き出す。
仲良し6人組が卒業旅行先で密室に閉じ込められ、謎の男から出される理不尽なゲームをクリアしないと殺されるという設定。6人は絶望し、死を予感して隠していたことを告白していく。
桐生市で活動するお笑いコンビ、ワンクッションの田部井大さんが初めて脚本と演出を手掛けた。「1時間余り続く長編コントのよう。最後は観客の心を温かくしたい」と語る。
出演は、相方の佐藤涼平さん、お笑い芸人のさくらわに子さん、酒井ちひろさん(アンペアー)、モデルの横塚沙弥加さん、役者の田中沙季さん、松田聡介さん、群馬大生の青木ともやさんの7人。
劇中でリーダー役を務める横塚さんは「同じ空間なのに劇が進むにつれ見え方が変わる。一人一人のちょっとしたアクションが全部つながっているので、集中して見てほしい」と話す。
第11回有鄰館演劇祭の一行事。午後1時と同5時の2回公演。入場料は2500円(前売り2千円)。問い合わせはメールで同劇団(onecushion2003@gmail.com)へ。
【写真】自作劇「空間」を練習する出演者
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