裂き織り 色鮮やか 高崎で企画展

上毛新聞
2016年10月30日

よこ糸の代わりに細かくひも状に裂いた布を織り込んだ「裂き織り」の作品を紹介する企画展が11月27日まで、高崎市上滝町の市歴史民俗資料館で開かれている。昭和初期に作られた裂き織りの布や衣服、小物、機織り機など約50点を展示している=写真。
色とりどりの衣服やバッグ、こたつがけ、ベッドカバーなど日常感あふれる作品がずらりと並ぶ。今でも現役の10台の高機(たかはた)も展示され、同町で伝承されてきた昔ながらの技術と知恵に触れることができる。
大工原美智子学芸員は「貴重な布を大切にする風土があったことが分かる。日本人の『もの』を大切にする心に触れていただければ」と話している。
午前9時~午後4時。月曜と11月4、24日は休館。問い合わせは同館(027・352・1261)へ。

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