西金砂山の地層、歴史学ぶ 常陸太田でハイキング

茨城新聞
2016年5月23日

県北ジオパーク・ジオネット常陸太田(石川昇一代表)主催の「西金砂山ジオハイキング」が22日、常陸太田市内で開かれ、市内外から参加した約80人が、西金砂山周辺の地層と歴史を学んだ。

コースは同市天下野町の天下野公民館から、上宮河内町の西金砂神社までを往復する約8キロ。参加者はジオネット常陸太田のメンバーの解説を聞きながら、約1500万年前にできた男体山火山角れき岩の崖沿いを進む祭礼道や、赤や白のメノウが見られる逆川などを巡った。山が天然の要害だったことから、平安時代末期に佐竹氏の城が築かれた逸話や、自生する多彩な植物の解説に聞き入っていた。

悠久の歴史に思いをはせ、新緑を満喫した参加者は「新しい発見があり、今までとは西金砂山を見る目が変わった」「また参加してみたい」などと感想を話した。

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