一番茶の摘み取り始まる 那珂川
下野新聞
2016年5月13日
初夏の日差しが届き始めた12日、那珂川町矢又の大金茶園で一番茶の摘み取りが始まった。
約50アールの段々茶畑で、緑茶品種の「やぶきた」を和紅茶用に栽培している。この日は手伝いの女性ら6人が早朝から作業。軟らかな新芽を手際よく摘み取った。
初摘みは昨年より1日遅く、平年並み。多雨で肥料が土によく溶け品質は上々という。昼夜の寒暖の差が大きかったことも好影響し、同園の清水敬一(しみずけいいち)代表(74)は「香り、うま味の調和したいいお茶になりそう」と目を細めていた。
一番茶は5月末まで摘み取り、「那須野紅茶」の名で町内外の道の駅や土産店、カフェなどで販売する。
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