県北芸術祭 新たにアーティスト36組 実行委
今秋に県北6市町を舞台に開催予定の国際アートフェスティバル「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」の県内向け概要説明会が15日、水戸市内のホテルで開かれ、新たに第2弾の参加アーティストが発表された。説明会は地元の開催機運を高めるのが狙い。実行委員会会長の橋本昌知事は、6市町や関係団体の出席者約130人を前に、「県を挙げて芸術祭を成功させたい」と意気込んだ。
追加発表されたアーティストは、ゲオアグ・トレメルさんと福原志保さんのユニット「BCL」、ミヒャエル・ボイトラーさん(ドイツ)、力石(ちからいし)咲さん、原高史(たかふみ)さん、ジョン・ヘリョンさん(韓国)など36の個人とグループ。会場で展示する参加型創作イベント「アートハッカソン」の7作品も発表された。
実行委員会によると、既に参加が決まっているアーティスト10組と合わせて、予定する計80作品のうち、50作品程度が決定した。
総合ディレクターの南條史生さん(森美術館長)は「地域からの革新により、住民が創造的になることが活性化の鍵。その機運となるのがアートだ」と述べ、地元自治体や住民へ協力を呼び掛けた。
芸術祭の会期は9月17日~11月20日の65日間で、テーマは「海か、山か、芸術か?」。国内外のアーティストが、屋内外にオブジェや装置を置くなどして空間全体を作品とするインスタレーションのほか、バイオアートやメディアアートなどの作品を制作・展示する。
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