アート彩る里山風景 石岡、美大生らの作品展示

茨城新聞
2017年9月7日

石岡市上青柳に残る里山風景を舞台に、武蔵野美術大(東京都小平市)の建築学科の学生らが毎年アート作品を展示する「アートサイト八郷2017夏」が先月、開かれた。

テーマは「さがしてみよう いろんなカタチ」。筑波山系や稲刈り前の田んぼが広がるスペースや山林の高台を会場に、地元住民の協力で昨夏切り出していた竹などを材料に制作したアート作品15点を展示。訪れた人に癒やしや感動を与えた。

中でも目を引いたのは、高さ約2~3メートルの「スタードーム」と「竹シェルター」。支柱が10本の竹材で構成され、星形、五角形に編み込まれた球に近い三角形を幾何学的に組み合わせた力作だ。実行委員長の磯野信さん(21)は「今回はみんなで大きいものを作って残したかった」と、共同制作にこだわった訳を話した。

また、OBによる穀倉地帯の米蔵の巨大模型作品や、初参加の石岡一高美術部員の絵画も会場を彩った。

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