凍みこんにゃく作り本格化 大子
茨城新聞
2016年1月13日
上空に寒気が流れ込んだ影響で、県内は12日、各地で最高気温が平年より約3~6度低く、寒さを感じさせる一日となった。水戸市では午前中に一時、雪やみぞれがぱらついた。
冷え込む中、奥久慈特産の「凍(し)みこんにゃく」作りが本格的に始まった。大子町袋田の袋田食品(高村博美社長)は、こんにゃくを並べ凍らせる作業が進んでいる。
作業は日中に水をかけ、夜間の外気で凍らせる。これを1週間ほど繰り返し、さらに1週間かけて乾燥させる。同社従業員は寒空の下、雲のように広がるこんにゃくに、1日がかりで水をかけた。
同社工場長の浅見義美(46)さんは「暖冬で例年より1週間遅れたが、やっと始められる」と笑顔を見せた。作業は2月中旬まで続く。
水戸地方気象台によると、各地の最高気温は、土浦、鉾田、常陸大宮3.6度▽常総、古河3.7度▽笠間、龍ケ崎3.9度-など。水戸の最高気温は平年より4.6度低い4.4度(前日比マイナス4.3度)だった。
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