ネツゲンに若手アート 県 1月から展示、作品募集

上毛新聞
2022年10月23日

若いアーティストの作品発表の機会を創出するため、群馬県は「NETSUGEN(ネツゲン) アートプロジェクト」を実施する。県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」を来年1月から展示会場として提供。コワーキングスペースとして常にビジネス利用者がいる空間にアートを取り入れることで、異なる分野で活躍する若者同士の交流を促す狙いもある。

アートの力で地域を活性化させようと、県が2020年度から進めている事業「アーティスティックGUNMA」の一環。展示場所はスペースの奥にある本棚やセミナースペースのデジタルサイネージなどを活用する。第1弾となる展示期間は来年1月8~29日。第2弾は3月5~26日を予定している。

展示作品は、じっくりと鑑賞してもらえるように各回10点に厳選。審査は中之条ビエンナーレ総合ディレクターの山重徹夫さん、県立女子大文学部美学美術史学科の奥西麻由子准教授らが担当する。

第1回展示作品は10月31日まで募集している。対象は高校1年生~25歳。作品は絵画や写真などで、立体や動画は不可。創作の意図や制作風景などが分かる3分以内の動画の作成が条件で、動画投稿サイト「ユーチューブ」の県公式チャンネル「ツルノス」で公開する。3月の作品は11月から募る。

県ホームページで公開している応募シートに記入し、展示作品の画像を添付して県文化振興課に郵送かメール(bunshinka@pref.gunma.lg.jp)で申し込む。問い合わせは同課(027-226-2592)へ。

アーティスティックGUNMAで県は本年度、全国の若手が県内に滞在しながら創作活動やワークショップを行う「AIR(アーティスト・イン・レジデンス)アートプロジェクト」や、県立土屋文明記念文学館の企画展と連動したワークショップに取り組んでいる。

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