無農薬商品を厳選 芳賀のグリーンウィンド 宇都宮に専門店開店

下野新聞
2022年8月23日

農薬・化学肥料を使わない農業を手がけるグリーンウィンド(芳賀町西高橋、菅谷英位(すがやひでい)社長)は22日までに、宇都宮市大通り2丁目にオーガニック商品のセレクト店「Hajimari Hajimari(ハジマリハジマリ)風弥農園」をオープンした。

同社は営農型太陽光発電事業のグリーンシステムコーポレーション(宇都宮市鶴田町)のグループ会社で、無農薬・無化学肥料の小麦を原料にした食パン製造販売の「風弥 真岡店」を5月まで運営した。小麦以外にも供給できる農産物が増えたため、オーガニック食品の普及拡大を目指し、同真岡店に代わり、ハジマリハジマリを開店した。

店舗は広さ142平方メートル。自社農場で生産した穀物、野菜などを使った弁当(798円から)、豆腐(450円)、食パン(800円)のほかコメ、野菜、卵、みそなどを販売する。有機豆のドリップコーヒー、調味料、菓子、書籍など国内外の食品や雑貨約500品目を取り扱う。

今後、電子商取引(EC)サイトも立ち上げ、早ければ今月末から月2回、野菜などの定期宅配サービスを始める予定。阿久津昌弘(あくつまさひろ)会長は「この店で持続可能な食の新しい価値観を提供していきたい」と話している。

年中無休。(問)同店028・666・7892。