夏けんちん楽しんで そば店で初のフェア 茨城・常陸太田
茨城県常陸太田市内の常陸秋そばの提供店や旅館などでつくる「常陸太田のおそば屋さんの会」(川野仁会長、会員22店舗)は「夏けんちんフェア」を始めた。冬のイメージがある郷土料理のけんちんそばを夏にも楽しんでもらおうと、各店が地元の夏野菜を使って独自のメニューを提供。「各店の個性あふれる夏けんちんを楽しんでほしい」とアピールする。9月30日まで。
同フェアは初めての企画。年間を通じてけんちんそばを提供している会員店で、ナスやキュウリ、ズッキーニなど、地元産の夏野菜を生かし、「夏ならではのけんちんそば」を食べてもらおうと、試食会などを重ね、開催を決めた。
例えば、「手打ちそば処 金砂そば」(久米町、原口博之店主)では、夏野菜と合う夏けんちん用の汁を開発。薬味にミョウガとシソ、いったゴマも付けて味に変化を付けながら楽しめるようにした。「西山の郷 いっぷく亭」(新宿町、小田金敏夫店主)では、冷たくした夏野菜と一緒に食べるつけ汁を工夫し、提供する。
川野会長は「各店舗が常識にとらわれずに地元のソウルフードを夏にも楽しんでもらおうと取り組んだ。同フェアを通してそばのまちをPRしていきたい」と意気込む。
参加店は次の通り。
▽SOVA TEA 越路
▽塩町館
▽そば なか美
▽そば園 佐竹
▽そば処 いい友
▽たかほし食堂
▽手打ちそば 赤土
▽西山の郷 いっぷく亭
▽竜神庵 太田店
▽田舎そば さかい
▽そば処 登喜和屋
▽手打ちそば処 金砂そば
▽そば処 かねさん
▽藤ひろ
▽宝来館
▽古式健珍蕎麦 慈久庵
▽カネヒロ山桜直売所