新たな観光へ 期待も膨らむ 色づくブルーベリー 益子で収穫作業

下野新聞
2022年6月19日

夏の味覚、ブルーベリーの収穫が益子町内の生産農家で始まり、わせ種の実が青紫色に色づいている。

町内では2016年、生産農家や加工業者らが「ましこブルーベリーブランド協議会」を設立。ブルーベリーの販路拡大や品質向上などに取り組んでいる。

同町七井、同協議会長の遠藤研(えんどうけん)さん(74)が管理する農園約25アールでは「ビッグダロー」や「デキシー」など8品種約300本を栽培。5月末からの気温が低かった影響で、例年よりも10日ほど成熟が遅れているという。

18日は蒸し暑さの中、遠藤さんらが大粒の実の色などを確認し、丁寧に摘み取っていった。収穫作業は品種を変えながら8月末まで続き、道の駅ましこなどで販売する。遠藤さんは「ブルーベリーを町の観光資源の一つにしたい」と話した。