世界旅行、音楽で表現 軽快なテンポ、400人を魅了 小山市交響吹奏楽団

下野新聞
2022年6月9日

【小山】市交響吹奏楽団の第42回定期演奏会が5日、市文化センターで開かれ、軽快なテンポの音楽で約400人の観衆を魅了した。

新型コロナウイルス感染症の影響で結成40周年に当たる一昨年は中止、昨年は規模を縮小しており、通常の形式での開催は3年ぶり。コロナ禍でいまだ海外渡航がままならない状況を勘案し、音楽で世界旅行気分を味わってもらおうと、テーマを「音楽で彩る世界の旅」とした。

「旅」は、小山を出発しメキシコやアイルランド、スペイン、アフリカなどを巡って長崎県佐世保市に戻るという設定。コロナ対策を施した上で、フィンランドの有名な交響詩「フィンランディア」や、高校野球の応援歌として人気のある「アフリカン・シンフォニー」などを団員約50人が演奏し、会場から盛んな拍手が送られた。

田口博幸(たぐちひろゆき)団長は「(通常開催に)たどり着くまで長かったが、皆さんに楽しんでもらえてよかった」と胸をなで下ろしていた。