地元産の卵にこだわり しっとりたま子さん 古賀洋菓子店 (芳賀)
下野新聞
2022年4月20日
卵を半分に切ったような愛らしい形。ほんのり焼き色が入った看板商品の菓子「しっとりたま子さん」(100円)だ。口に入れるとほんのり甘く、しっとり、ふわふわとした食感を楽しめる。
その名の通り卵を生かした焼き菓子で、地元芳賀町の水沼養鶏場の卵を使用している。コクやうま味が強い上、雑味が少ないのが魅力という。
特徴的なのは、味の種類の多さ。当初は5種類だったが、客の要望に応えながら、現在は18種類にまで増えた。
卵の風味を楽しめる「プレーン」をはじめ、「チョコレート」「抹茶」「オレンジ」などさまざま。個包装で手軽に食べられることから、手土産としても人気を集めている。
古賀洋菓子店は、古賀哲郎(こがてつお)社長(43)が、大阪府の辻製菓専門学校卒業後、宇都宮市のフランス料理店や真岡市の洋菓子店で修業を積んだ後、2015年にオープンさせた。たま子さんのほか、プリンやケーキ、ジェラートも販売している。
古賀社長は「季節限定の味もいろいろある。しっとりしていて食べやすいので老若男女、皆に食べてほしい」と話している。
■メモ 芳賀町下高根沢3942の46。午前10時~午後7時(日曜は5時半)。月曜定休。23、24日は休業。(問)028・677・3412。