干し芋、洋菓子風に加工 小野瀬水産 「手軽でおしゃれ」

茨城新聞
2018年10月20日

農水産物の商品開発・加工の小野瀬水産(本社茨城県筑西市、小野瀬あや子社長)は、茨城県特産の干し芋をフランス菓子風に仕上げた「干し芋オランジェッタ」を発売した。砂糖漬けにしたキンカンとチョコレートを合わせた新感覚のスイーツで、個包装の一口サイズとした。茨城空港(小美玉市)などで販売し、旅行や出張の手土産としての需要を見込む。

同社によると、商品の発想を得たのは、かんきつ類の皮をチョコレートで包んだフランス菓子「オランジェット」。昔ながらの干し芋を「手軽に楽しめるおしゃれなスイーツ」に仕上げた。

干し芋は筑西市産の紅はるかで、地場産のキンカンを薄く切り砂糖水で煮詰めたものをあしらった。チョコレートは女性社員が試食し、干し芋の自然な甘みに合うビターな種類を選んだ。

個包装を採用し、パッケージには黒色を基調とした高級感のある意匠を施した。茨城空港のほか、25日にリニューアルオープンする東京・銀座のアンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」でも販売する。5個入りで1200円(税別)。

同社の担当者は「ひと味違った干し芋を楽しんでもらえれば」と説明。今後はホワイトチョコレートも検討しているとした上で、「味や見た目でいろいろなタイプを出したい」と話した。

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