カタクリの花 観察会で堪能 下野の団体が初開催

下野新聞
2022年4月5日

 【下野】市内の公園にカタクリを植える活動に取り組んでいる市民団体「木を知ろう・森を知ろう会」は3日、カタクリの観察会を烏ケ森1丁目の烏ケ森公園で開催した。

 同団体は2年前から「カタクリの里」づくりに取り組んでおり、同公園の雑木林約130平方メートルでカタクリを栽培している。昨年10月、地元の小学生らも協力して球根を千個ほど植えた。

 観察会は初めての開催。カタクリの里づくりを支援する「応援隊」のメンバーを対象に、2、3の両日開いた。3日は時折、小雨が降る中、約20人が参加。雑木林で100株ほどが花を咲かせる姿に見入った。その後、同公園周辺の桜を見て回った。

 カタクリは今月いっぱい楽しめるという。観察会は、市民を対象として9~11日の3日間、午前9時~正午にも実施する。同団体の吉田春彦(よしだはるひこ)代表(79)は「ぜひ多くの人にカタクリを見てほしい」と話している。