甘み増す黄金色 干し芋作り本格化 ひたちなか

茨城新聞
2015年12月19日

ひたちなか市などで冬の風物詩の干し芋作りが本格化している。今年は暖冬のため、作業は遅れ気味だが、北風が吹いて気温が下がる年末にかけてが最盛期。同市馬渡の川崎恭義さん(51)方でも連日、天日干しなどに追われている。
同地域の干し芋作りは100年の歴史があり、冬場特有の海風が生み出す昼夜の温度差が、柔らかさや甘みを引き出す。芋を蒸して切り干しする工程のほとんどは今も手作業。作業は来年2月ごろまで続く。
川崎さん方では主に3品種を生産するが、最近では黄金色で甘みの強いベニハルカの人気が高いという。川崎さんは「寒くなるこれからが本番。年明けごろが特においしくなる」と話した。

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