筑波山麓でミカン狩り満喫 茨城・桜川

茨城新聞
2021年11月11日

茨城県桜川市真壁町酒寄地区で、温州ミカン狩りが最盛期を迎えている。筑波山麓のミカン園には、色づいたミカンが枝いっぱいに実り、秋の陽光に輝いている。

同地区では酒寄観光みかん組合の8軒が、標高約150メートルに位置する筑波山西斜面でミカン園を営む。温州ミカン栽培の北限ともいわれており、山に囲まれ、平地に比べ温暖な気候を生かし、約50年前から温州ミカンの栽培が続く。

酒寄一郎組合長(72)によると、酸味と甘みのバランスが良く、こくのある味わいが特徴だという。訪れた人たちは、ミカンをはさみで切り取り、取れたての味を楽しんでいた。

家族3人で訪れた栃木県小山市、介護士、大出貴美子さん(52)は「味が濃く香りも良い。収穫したミカンを友人に配ると喜ばれる」と笑顔で話した。

ミカン狩りは12月上旬まで楽しめる。

地図を開く 近くのニュース