茨城県立歴史館に常設カフェ誕生 「館内で休める場」提供

茨城新聞
2021年10月4日

茨城県立歴史館(水戸市緑町)のミュージアムショップ兼カフェが、リニューアルオープンした。館内1階講堂の横に、グッズ販売所と通年で営業するカフェを併設。いつでも見晴らしの良い席に座り、飲み物を飲んで休憩できるようになった。来館者は「ほっとできる場所ができた」と喜んでいる。

リニューアルオープンした県立歴史館のミュージアムショップ兼カフェ=水戸市緑町

 

装い新たにオープンしたのはミュージアムショップ&カフェ「ヒストリア」。「ヒストリア」は、ラテン語で歴史書を意味する。大きく変わったのは常設されたカフェで、33席を用意。メニューの目玉、サザコーヒーの徳川将軍珈琲(ホット、アイスとも450円)のほか、ランチセットやケーキも提供する。運営は同館指定管理者の県教育財団が当たる。

同館はこれまで、特別展の開催期間中に限りコーヒーなどの提供スペースを設けてきたが、通年営業の飲食スペースはなかった。山口やちゑ館長は「来館者からの『館内で休みたい』という要望に応えた。休めるスペースができたことで、今までとは違った魅力をアピールできると思う」と話した。

友人と4人で訪れた日立市、芳賀知恵子さん(73)は「展示会を見た後にカフェで休み、仲間と感想を話し合うのは最高。コーヒーはおいしいし、景観もいい。ほっとできる場所ができて良かった」と満足げだった。

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