水戸のブランド梅「ふくゆい」出荷 大ぶりで豊作

茨城新聞
2021年6月11日

水戸市産のブランド梅「ふくゆい」の出荷が8日、同市飯島町のJA水戸西部営農資材センターで始まった。今年は天候に恵まれて収穫量が大幅に増加する見通しで、昨年の実績約1.8トンの2~3倍の出荷を見込んでいる。

同センターでは、朝から大きく艶のある実が次々と運び込まれ、梅の爽やかな香りに包まれた。市農産振興課によると、今年は梅の開花が早かった上、開花以降は天候に恵まれて収量が上がり、この日だけで約3トンの梅が運び込まれた。ふくゆいの主な品種は「白加賀」で、大ぶりで皮が厚いのが特徴。同JA梅部会の24人が生産する。梅酒や梅菓子などとして商品化されている。

梅部会長の飯島清光さん(68)は「不作が続いていたが、今年は大ぶりで豊作。昨年発売された梅酒を飲んでもらいたい」とPRしていた。