世界の熱帯昆虫17種、飼育展示 那珂・茨城県植物園、5月5日まで
茨城新聞
2021年4月20日
茨城県那珂市戸の県植物園・熱帯植物館で、企画展「熱帯の昆虫展」が開かれている。海外から輸入された17種の珍しいカブトムシやクワガタの生体が飼育展示されるほか、チョウや昆虫などの標本も鑑賞できる。5月5日まで。
同展は、熱帯に生息する生き物を知って、楽しんでもらいたいと毎年開催している。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりとなった。
同館のエントランスホールには、世界各地から集められた珍しい昆虫が飼育ケースで展示される。長い角が特徴的な全長約14センチのカブトムシ「ヘラクレス」や、世界で最も美しいとされる、玉虫色の「ニジイロクワガタ」、3本の角がある「コーカサスオオカブトムシ」などが目を引く。
また、国内外の約80種の色鮮やかなチョウの標本や、東南アジアに生息する昆虫を集めた標本も見どころとなっている。
親子で訪れた、ひたちなか市立勝田一中一年の橋本浩幸さん(12)は「標本の種類がすごく多い。見やすい」と、見入っていた。
藤沢正巳同館管理事務所副所長(50)は「昆虫の生体が観察できる。ジャングルに来た気分になってもらえたら」と、来場を呼び掛けた。
開館は午前9時30分~午後4時。4月19、26日は休園。問い合わせは同館(電)029(295)2150。
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