水戸産梅「ふくゆい」菓子販売 偕楽園にブース 26種類、13日から
水戸市内を中心とする菓子メーカーでつくる水戸菓子工業協同組合は12日、水戸産の梅「ふくゆい」を原料に使った菓子26種類をPRした。同組合の林太一理事長と宮脇圧旨副理事長が市役所に高橋靖市長を表敬訪問し、偕楽園と各直営店で13日から一斉に販売することを報告した。
同組合は2015年から「水戸梅お菓子プロジェクト」をスタート。水戸産の梅を使った商品を19年から梅まつり会場で販売している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年は梅まつり自体の開幕が見送られているが、13日から園内に特設ブースを設けて販売する。本年度はようかんやまんじゅう、どら焼きなどの和菓子を中心に11社が26種類を商品開発。うち5種類が新商品という。
市農産振興課によると、昨年のふくゆい収量は約1.8トンで、このうち菓子メーカーにはペーストやシロップにして約0.7トン供給された。収量は18年に最大の約6トンあったが、天候に左右されやすく、安定しないのが課題だ。
林理事長は「園内での販売は年々売り上げが上がっている」と話し、「粘り強くブランドを守りながら、新たなチャンネルを切り開いて売れる仕組みをつくりたい」と意気込んだ。高橋市長は「歴史あるまちには和菓子文化がある。まずは生産量を増やし、それを守っていきたい」と話した。
園内販売は午前9時半から。開設は3月中旬まで。
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