不思議な野菜の写真 網野さんが写真展 渋川・伊香保温泉の企画
上毛新聞
2021年1月18日
野菜を被写体にした作品が特徴の農業カメラマン、網野文絵さん(34)=高崎市=の個展が25日まで、群馬県渋川市伊香保町の旅館「千明仁泉亭」で開かれている。身近な野菜を独自の視点で捉えた13点が並ぶ。
テーマは「フシギヤサイ」。うずを巻くキュウリのつるや、十二単(ひとえ)のように折り重なるスナップエンドウの葉、王冠をかぶって立つようなサツマイモの芽など、それぞれの作物の細部に焦点を当てた。
網野さんは「不思議な一面を知ることで、野菜そのものに興味や関心を持ったり、生産者の姿を感じたりしてほしい。農家の方にも見てもらえるとうれしい」と話す。
同旅館といかほ秀水園、ホテル松本楼を会場に、県内作家の作品を紹介する「伊香保くらし泊覧会」(25日まで)の一環。入場無料。宿泊者以外も観覧できる。