「丑」の整列 出番待ち 鹿沼・きびがら細工
下野新聞
2020年12月11日
来年のえと「丑(うし)」のきびがら細工作りが、鹿沼市村井町の「きびがら工房」で大詰めを迎えた。
きびがら細工は、県伝統工芸品「鹿沼箒(ほうき)」の端材を使い、同工房の3代目増形早苗(ますがたさなえ)さん(43)が手作りする。10日も湿らせたきびがらを折り曲げたり、糸で縛ったりして仕上げていった。
同市内の「木のふるさと伝統工芸館」などで販売する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で郵送販売も増えたという。若者にも人気で、東京のインテリアショップなども取り扱う。
増形さんは「丸みを帯びて愛らしく草をはむ姿をイメージし、一つずつ丁寧に作ることを心掛けています」と話している。
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